フェブラリーS (2013) : 過去の傾向

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データ上から、過去の傾向を探って行きます。


◆データの説明
・上段が1着~3着馬のその時点での実績を集計した分析データ
・下段の左側が、近5走の4角での平均位置取り(青矢印)と、そこからの順位変化の実績グラフ(赤矢印)
・下段の右側がこのレースのラスト3F地点の位置取りと、ゴールでの着差を表した結果グラフ
これまでの実績グラフと該当レースでの結果グラフを見比べる事で、今回の実績グラフから結果をイメージしたいと思っています。
・詳しくは、データの見方をご覧ください。



【2012年】

◆結果検証からの抜粋

東京競馬 11R : 2/19(日) -結果
データの見方はこちらを確認してください。


◆結果
1着(7番人気) : テスタマッタ ⇒
2着(4番人気) : シルクフォーチュン ⇒
3着(2番人気) : ワンダーアキュート ⇒


まずは、トランセンドが勝った昨年とのラップを比較します。
東京競馬 11R : 2/19(日) -結果ラップ

前半が速く上がりが掛かって差しが届く展開・・・、読み通りでした。
下の3着内馬のデータを見てもらうと分かりますが、上り時計差評価上位の馬での決着。
テスタマッタは怖いと思っていましたが、1着までは考えていませんでした。
騎手の力量もありますかね、さすがです。

しかし、実は昨年に比べると速い流れですが、過去5年と比較すると少し速い程度です。
ですからペースそのものよりも、トランセンの前に何頭いるかが問題だったのではないかと思っています。
予想記事でも書いたように、私はトランセンは差せる脚がある馬ではないと思っていますから、直線入り口で後続を突き放すぐらいでないと厳しいのだと思います。
ある意味、殊勲はトランセンドより前で競馬をしようとしたセイクリムズン・トウショウカズン・グランプリボスだと言えます。

【2011年】
東京競馬 11R : 2/20(日) -結果検証

【2010年】
東京競馬 11R : 2/20(日)-2010

【2009年】
東京競馬 11R : 2/20(日)-2009

【2008年】
東京競馬 11R : 2/20(日)-2008



◆まとめ
過去5年の平均ラップを見ておきます。
20130217Tokyo11R-KakoLap.gif


ラップの形は、スピードを維持して一気に走りきる様な感じです。
それは過去のレース映像を見ても解ります。
差し追い込みが決まっている様に見える年でも、実際は先行馬が脱落して行く中を、最後までスピードを維持して走りきれる馬が、上がって来ているという感じだからです。

1400m戦のようなスピードを、1600mまで維持し続けなければならない、
という事です。

したがって脚質的には、後方から追い込んで来るような=溜めて最後に弾けるような=タイプではなく、速いペースを維持して押し切れるタイプが優位ではないかと思います。
おそらく、コーナー2つのコースでの実績が見劣る馬ではダメ だと思います。
これは短距離実績があるという意味ではありません。
速いスピードを維持する能力があるかどうかを判断する材料として、コーナー2つのコースでの実績を見るのが有効ではないかという事です。
コーナーが4つあるコースでは、途中で巧く緩める事が出来ますから、直線に脚を残す事は可能です。
でもこのレースは、そんな小細工は通用しない感じです。

G1にふさわしい、かなり厳しい流れだと思います。


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Posted byクリックす