シルクロードS (2015) : 京都芝1200m戦の特殊性
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このレースの、近5年のラップを平均したグラフは、↓こんな感じ。

極めてフラットな流れで、上りが速いのが特徴。
これは短距離戦としては、かなり特殊な流れだと思います。
一般的に短距離戦は最初から飛ばして行って、段々時計が掛かるようなV字型が基本で、変形として少し5F目が速くなるW字型があります。
↓こんな感じです。

スプリンターズSと北九州記念は、2F目が速く段々時計がかかる典型的なV字型。
つまり最初から飛ばして行って段々バテてくる、スピードで一気に走りきる流れです。
上りが掛かるので、直線が短くても意外に差しが届きます。
ラピスラズリSは、中山としては2Fがそれほど速くなかったためか、5F目で再加速する形で、これを私はW字型と呼んでいます。
2F目がそれほど速くないので先行馬に余力があり、4角や直線の入り口で後続を突き放しにかかった結果だったり、直線の短いコースで全体が早めに動いた時などに現れます。
基本的に前の馬が有利ですが、勝ちきるなら瞬発力のある差し馬が狙いだと思っています。
で、これらに比べると京都の1200m戦 (下段) が、いかに特殊かがわかると思います。
前半がそれほど速くなく、後半が33秒台もあるような流れですから、やはり前の馬が有利。
ただし、このレースに限ってはずっと11秒台が続いて、ラスト1Fのラップが落ちますから、狙いとしては2列目・3列目の方が良いと思っています。
とにかく、これだけ他場と違う流れになるのですから、私としては流れへの適性を重視して予想したいと思います。
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