京都記念 : 各馬の評価-2

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前記事からの続きです。



過去の傾向から、下記のポイントを挙げました。
・位置取りグラフの形が、差し追い込みの右上がりのタイプ
・先行粘り込みタイプ
・バテずに走りきれる馬

この様な点も考慮して見て行きます。

■ヒルノダムール
近5走の平均値で見ると、6位評価になりますが、直近2走を見れば能力が高い事は明白です。
ここ2走はルーラーシップに敗れている訳ですが、最大の敗因(ルーラーシップとの差)は位置取りだと思っています。
この馬は4角の位置取りが中段ぐらいですから、先行して抜け出すような馬がいると届き切らない事がある訳です。
今回のメンバーで言えば、トゥザグローリーなどがそれにあたると思います。
通算成績が 【2,5,0,4】 と、実は2着の多い馬で、勝ち切りにくいタイプのレースぶりなのです。
日経新春杯の流れは、今回の想定に比較的近いと思います。

京都競馬 11R : 2/13(日) -ヒルノダムールのラップ


■メイショウベルーガ
エリザベス女王杯でも、京都大賞典でも、ラスト3Fはレース上がりを1.9秒も上回る末脚を繰り出しています。
単純に言えばラスト3F地点で、先頭と10馬身差があっても差し切れる訳です。
もう理屈向きに京都が得意。
ただこの2走は、後半に時計が掛かっていて、今回想定している流れとは違うタイプのレースと言えます。

京都競馬 11R : 2/13(日) -メイショウベルーガのラップ


■オウケンブルースリ
菊花賞は段々速くなる流れを、中段からに速めに動いて勝ち切る非常に強い内容でした。
しかしその後の好走(2009・2010の京都大賞典と2009JC)は、どちらかと言うと後半に時計が掛かるような流れのレースです。
ラップの形は想定している物とは違うのですが、前の馬の脚が上がった所を差して来るという意味では、結果的には好走条件に合うかも知れません。
特に今年は2・3番手に付けたい馬が多いので、過去5年よりも緩みないペースで流れ、しかも早め早めに動くような事になる可能性はあります。
そうなれば最後は前の馬の脚が鈍り、この馬が馬券圏内に届いて来るような事も・・・。
つまり評価としては高い評価はできなくても、展開的には恵まれる可能性も考えられます。

京都競馬 11R : 2/13(日) -オウケンブルースリのラップ


■ヒカルカザブエ
2009アルゼンチン共和国杯では、後方から(瞬発力を見せて)伸びて来ての3着。
2009阪神大賞典では、上がりの掛かったレースを、先行して粘りこむ形で2着。
どうも良く解りません。
ヒモ穴っぽい感じですが、狙って取れる感じではありません。

京都競馬 11R : 2/13(日) -ヒカルカザブエのラップ


■シャドウゲイト
海外遠征以降は2桁着順で、状態が良くないのでしょうか。
9歳馬ですし、急に良くなる事を期待するのも、楽観的過ぎると思っています。


■ホワイトピルグリム
近走の成績からも、グラフの形からも、狙える要素は感じません。


■トーセンキャプテン
ここ3走が2桁着順で、しかもずっと後方を追走しただけの様な状態で、今回も厳しいと思います。


■ロードオブザリング
下のクラスの馬なので最後になりましたが、グラフの形からは好位差しの安定した取り口で、悪くない印象です。
京都は 【3,2,0,0】 で、内2勝は2200mですから、得意条件になります。
ここ2走は段々速くなる流れを差していて、評価できる内容ではありますが、まぁ、ここに入ってどこまでやれるかは解りません。

京都競馬 11R : 2/13(日) -ロードオブザリングのラップ



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